身の回りにあふれる人工的な香料によるつらい「香害」。無垢の空間で癒されています。

柔軟剤や制汗剤、ヘアケア製品などに含まれる人工的な香料に反応して、体調不良になることを「香害」と呼ぶのだそうです。

私もかなり人工香料は苦手です。
もともと鼻炎なので、繊細なにおいは気づかないほどなのですが、人工香料は敏感に感知して、たらーっと鼻水が流れたり、気持ちが悪くなったり、頭痛がしたりします。「香害」という言葉を初めて聞いたときには、なるほど的を射てるな、と思いました。

普段、使っている石鹸類はもちろん無香料。基礎化粧品の香りはゼラニウムやカモミールなどの精油限定。食品も香料入りはなるべく買わないように気をつけています。

住まいや職場に「敷くだけフローリング」を敷いてからは、アロマオイルも焚かなくなりました。魚を焼いた後のような困った生活臭は、無垢の床が消臭してくれますし、無垢の木に囲まれた空間の清々しい空気に慣れてしまうと、身の回りを香りで満たしたいという欲求そのものがなくなりました。

無垢床で、安心して深呼吸しています。

最近、お客さまとお話をしていても「香害」が話題にのぼります。「電車に乗ると、いろいろな香りに襲われて辛い」とか、「ベランダからよその柔軟剤の匂いが漂ってくるから、窓を開けられない」とか。

先日は、
「床を直したくて、いくつかのリフォーム屋さんに相談したけれど、床暖房があるために床の張替えはできず、全面にカーペットやクッションフロアを敷き詰めることを勧められました。肌触りや接着剤の臭いがどうなのか気になっていたところに、おたくの商品を知ったんです」
と打ち明けられました。

化学的な臭いを心配する気持ち、痛いほどよくわかります。

私も混んでいる電車はできれば乗りたくありません。「香害」で気持ちが悪くなりながら帰宅し、「敷くだけフローリング」を敷き詰めた部屋で大きく深呼吸して、やっと安心して息が吸える、と思うことがよくあります。

お客さまのお宅にうかがうときには、スギとヒノキの床材を1枚ずつ風呂敷に包んで持っていくのですが、じつは移動の電車のなかでは、この風呂敷包みを抱えて鼻の近くにあてがい、すーはーすーはーと息を吸っています。たった2枚でも、風呂敷越しでも、スギとヒノキが穏やかな芳香を発し、まるで鼻の周りにバリアを築いてくれるように、周りの臭いを気にせずに呼吸ができるようになります。

とはいえいつも板を持ち歩くこともできませんから、この過剰な人工香料のブームが早く一段落することを願わずにはいられません。

ブログ記事・SMALL WOOD TOKYOへの
お問い合わせはお気軽にどうぞ!
「コメント」ではないので、サイトに表示はされません。
SMALL WOOD TOKYOのニュースレター「ちいさな木」配信希望の方もこちらのフォームからお知らせください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする